2009年07月08日

古都鎌倉が陸の孤島になる日

デジタル中継局というのは、現在のアンテナ受信の範囲で賄えない地区、いわゆる「難視聴地区」を"難視聴"にしないために存在するわけですが、必ずしも順調に再編が進んでいるわけではなさそう・・・というのが今回のテーマです。

まず、今後のデジタル中継局の開局予定を紹介します。(※)

・2009年11月 久里浜中継局
・2009年12月 逗子中継局
・2010年 2月 横須賀鴨居中継局
・2010年 2月 秦野中継局
・2010年 3月 笹下中継局

となっています。対象地区に居住されている方は今後の指標にしてください。上記以外にも永山、鶴川、釜利谷、横浜泉など、各中継局が開局待ちです。

さて、鎌倉の話ですが、
ご存知の様に鎌倉には山が多く、起伏が激しい...ということは、アンテナ受信環境的に条件が厳しいと容易に想像が付くかと思います。

実際、三方を山に囲まれた北鎌倉近辺の受信状況は最悪で、受信レベルを計測してもピクリとも反応しない稀に見るゼロレベルスポットが存在します。



その対策として浮上してきたのが「鎌倉中継局」開設案です。

現状ケーブルテレビに頼らざる終えない劣悪な受信環境からの脱却を図るべく、いくつかの候補地が選定されているようですが、今のところ「衣張山」が有力な候補地となっています。

ただ、鎌倉市は「歴史的風土特別保存地区」に指定され、新たに20メートル以上の建築物はおいそれと建てられない、或いは建てさせない市側の意向もあり、交渉は難航しているようです。

そもそも衣張山といえば逗子のすぐ近く。披露山に予定されている「逗子中継局」から直線距離で2キロあまりです。そんな隣接した場所に中継局が2つできるとは到底思えません。

アナログ波停波まであと2年、まだ候補地さえ決まらない中継局の建設が立ち遅れるのは目に見えていて、状況は混迷の色を深めるばかりです。一刻も早く『現実的な候補地』が決まることを願わずにはいられません。




ところで鎌倉には大船駅近くに「大船中継局」というテレビ送信塔があるのをご存知ですか?

NHKとTVKのアナログのみ発している民放不参加の中継局の為、認識度が低く地元でも余り知られていないようですが、2010年度中にデジタルに対応する予定です。

...予定ですが、民放不参加には変わりがないので、恩恵を受けるのはごく限られた方のみのデジタル中継局になりそうです。

ちなみに大船という場所柄、中継局のアンテナは大船観音の頭上にあると思っている方もいらっしゃるようですが、そんなことは決してありませんので・・。





こちらの写真は鎌倉ではなく藤沢市になりますが、敷地内のアンテナ用既存ポールに地デジ用アンテナを付け替え施工した写真です。

藤沢のアンテナポール.jpg




(※)開局予定年月日は総務省の発表によるものですが、随時変更されます。上記開局予定日は2009年7月現在更新された最新のものです。
posted by 地デジマスター at 18:40| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 地デジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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