2011年01月24日

アンテナ受信のボーダーライン

アンテナでの受信環境というのは様々で、同じ町内でも住環境によってはNGとなるケースがあります。

下記の例は弊社でお取り扱いさせていただいた案件で、アンテナ施工の指標となる基準値をクリアした例(実際にアンテナ工事を行なった案件)と、基準値をクリアすることが出来なかった例(有線式でのTV視聴をお薦めした案件)です。

下記のグラフは左側が東京タワー、右側が対象となる該当地までの地形断面図を表しており、東京タワーの送信アンテナ設置位置が270mの高さであることを念頭に御覧ください。


アンテナでの受信が弊社規定数値をクリアした例の地形断面図

←左側:東京タワー            右側:該当地→
image_profile.OK.gif

グラフ上では途中に地形的な障害がありますが、実測値は安定受信を供給できる数値を示しています。MER(Modulation Error Ratio)の数値は25dB以上で、受信レベルは低くブースターは必須という状態です。

この場合は「良質な電波を捉えることが出来ている」が、受信レベル自体は低いので、ブースターで純粋培養(増幅)させることにより安定受信できる数値に底上げする必要があります。ちなみに弊社ではMER22db以上確保できることを指標としています。22を割りこむとBER(Bit Error Rate)値が急激に悪化します。




アンテナでの受信が不可だった例の地形断面図
image_profile.NG.gif

一方隣接した地区内で実際にアンテナでの受信がNGだったグラフをみると、一見大差無いようにも見受けられますが、右側矢印「この部分」の隆起した地形が障害となりアンテナでの受信に弊害をもたらす結果となりました。

この場合はMERの数値も上下を繰り返し安定せず、BERのエラー率も多く見られました。

アンテナを設置する場合、年間を通して安定受信できることが前提になります。
全体的に受信できるレベルに達しているものの、特定チャンネルだけ基準値に満たず、どうやっても改善されない・・・或いは改善のマージンがない場合は「=安定受信を提供できない」ので、アンテナ建立を辞退させて頂くこともあります。

弊社では複数の車両が各地区ごとに日々稼働していますので、共通の基準値や情報の共有から作業クオリティのさらなる改善の糸口が見つかります。

スカイツリーに電波塔が移行すればまた地デジを取り巻く環境が変わってきますので、うかうかしていられませんね。



神奈川の地デジアンテナ 地デジマスター
タグ:MER BER
posted by 地デジマスター at 15:36| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 地デジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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